B級スポットの宝庫、淡路島ソロツアー2日目

B級スポットの宝庫、淡路島ソロツアー2日目

ブルブルさむっちょ!極寒の車中泊

昨夜は道の駅で車中泊。レンタカーのラクティスはフルフラットにならず変な体制での睡眠を強いられる。おまけに深夜からの冷え込みで外気温は摂氏6度。薄手のブランケットのみでの防寒では眠れなく、何度も目が覚め、ついにはエンジンをかけてやり過ごす。その結果寝坊して起床は午前8時近くとなった。

初日の様子はこちら

さてこれから出発となるが、今日が淡路島本番となる。所有者不在、放置で崩壊の危険性もある迷惑施設世界平和大観音と、UFO神社やら秘宝館のある立川水仙郷を訪問する予定だ。

崩壊の危機!世界平和大観音と喫茶アメリカ

カーラジオのニュースはこの冬一番の冷え込みとかホザいておる。道理で昨夜は寒かったわけだ。寒いのと暑いのどっちがキツイかというと筆者の場合は寒さである。勘弁してほしいがまだ12月、冬はあと2か月あるので先が思いやられる。気を取り直して車中泊場所から3㎞程離れた世界平和大観音に向かう。この世界平和大観音。大阪の資産家が私財をなげうち建立するが、ご本人亡き後紆余曲折を経て所有者不明、荒れ放題となり地元行政府もアタマを抱えるほどの迷惑施設となった経緯がある。

ついでに朝食をどうかしようと思い、コンビニに入ろうかと考えたが、念のため平和大観音の足元にある喫茶店を覗くと、なんと営業中である。事前調査でこの喫茶店も廃墟物件だと思っていたが有名スポットをオカズにコーヒーが飲めるとは思わぬ収穫である。80年代で時間停止したインテリアに囲まれモーニングセットをいただく。こちらではコーヒー軽食の他、自家製の蜂蜜を販売しているのでお土産にいかがだろうか?

さて、クルマをすこし丘の上に停め、平和大観音撮影タイムである。法隆寺五重塔ならぬ十重の塔は崩壊が進み上部の屋根、壁面が吹っ飛んでスケルトン状態だ。この十重の塔、喫茶アメリカのすぐ裏手、倒れたら直撃確実な近さにある。望遠レンズで観察すると大観音の展望ラウンジの窓、台座部分の窓も台風の影響で割れている。人手が離れた建物の劣化スピードがすさまじいのは、筆者実家のゴミ屋敷整理で十分承知している。鉄筋コンクリートといえど、いつしか水の通り道ができ、そこからコンクリの崩壊が進みやがて崩壊の危機に陥る。筆者実家程度の大きさでも撤去に200万以上かかったので、この規模の建造物撤去となると何十億という数字になりそうだ。

宇宙パワー!八浄寺

行きの高速バスで見かけた看板で気になっていたフレーズ「大宇宙のパワー体験」。イカれたお寺なのだろうかとの期待をもって八浄寺に向かう。四国七福神ということらしいが、どうも後付けのようである。国道から旧道に降り広い駐車場に止める。これだけ駐車場が広いということは参拝客も多く有名な寺なのだろうか?境内に入るが特徴的な塔以外は、割と普通のお寺でいささか拍子抜けである。こちらは早々に退散、来た道を戻り吹き流しの里へ向かう。

吹きすぎてクラクラ(笑) 吹き戻しの里

駄菓子屋とか何かのオマケでよくある子供のおもちゃ「吹き戻し」、プーっと吹くと薄紙の筒がビヨーンと伸びるアレだ。その吹き戻しの製造元が体験型ミュージアムをやっているとのことで見に行く。入場料500円を支払いまずは吹き戻し6本制作、不器用な人でも係のオバハンがそばで見てくれているので安心だ。

続いてとなりの部屋でスペシャル吹き戻し体験。モヒカン型、玉ねぎ型とヘルメットに大量の吹き戻しが取り付けられたものであるが、フーフーやるのに肺活量を使い切ってしまい、酸欠でアタマがクラクラしてくる。鏡もあるのでマヌケなインスタ映え必至な写真を撮影しよう。

UFO神社にチンチン音頭!立川水仙郷ナゾのパラダイス

さて、淡路島へはるばるやってきた目的は、UFO神社参拝とドスケベ展示の謎のパラダイス見学である。あこがれの地なので訪問ルートのトリに取っておいたのだ(笑)。洲本から島の南部の方へ1時間ほど、途中から離合困難な1車線路の山道を上るとナゾのパラダイス、立川水仙郷の看板がポツポツ現れてくる。いずれも少し日本語がおかしいコピーが散りばめられているので嫌がおうにも期待してしまう。山道を登りきったところにまずは「立川平家村民俗資料館」なる建物が登場する。面白そうなので中に入りたかったが、様子を見る限り長らく営業していないようである。駐車場に止めてある軽バンのナンバーが手書きの天婦羅ナンバーである、意味不明だ。

「立川平家村民俗資料館」のすぐ先に下手くそなイラストが描かれたゲートがある 。ここは閉鎖されているので少し先のドライブインのわき道から立川水仙郷へ降りる。やはりなぜかここにも天婦羅ナンバーの軽トラがある、しかも先ほどの軽バンと同じナンバーだ。コンクリ舗装の勾配10%以上はある坂を下り展示物が多数ある 広場で停車。「チンチン音頭発祥の地」のオブジェと石碑、謎のガイコツ、そしてUFO神社がお目見えだ。

さっそくUFO神社にお参りする。しかしながら神社のお社は石に「淡路島UFO神社」と彫ってあるだけ。そこら辺の墓石と大して変わらない(笑)。鳥居の手前には廃材でDIYしたと思しきUFOオブジェがあるが、正直丸いだけでUFOと気づくのに2テンポほど遅れる出来栄えだ。

この時点でかなり内功を削がれる。気を取り直し送り仮名のおかしいゲートを通り「ナゾのパラダイス」へ。入り口手前のガレージみたいなアーチェリー場で管理人と思しきおじさんが農産物の整理をしていたので声をかけ入場する。ここの展示の特徴は数多くの訪問者の色紙やオーナーが書いたと思われる落書き帳が見どころのような気がする。何年も前から積み重なったこれらのテキストコンテンツをじっくり読みながら進むとまる1日かかりそうだ。書いてある内容はふた昔ぐらい前のスポーツ新聞やエロ本のネタと同レベルのくだらないものばかりであるが、時折すごくいいことも書いてあるので気が塗んけない。くだらないものでも、1か所にこれだけ大量にキュレーションされていると、これはこれでまた付加価値となる。選択と集中というやつか(笑)。お土産にスケベハンカチを買う。

地場の魚を食し、帰路へ

昼食がまだなので洲本に戻り適当に観つけた店に入る。せっかくなので煮魚セット、小さいながらもガシラ、チャリコで3匹付いてきた。早めにレンタカーを返却し、バスターミナルへ移動。帰り道は行きと同じ。高速バスで洲本~梅田、大阪駅~名駅とのんびりバス旅となる。